玄米とは

玄米と白米の違い

皆様が普段から食される白いお米、白米。
「白米と玄米の違いって、今さら何?」と思われる方が大半だと思いますが
「白米と玄米は、別の品種のお米だと思っていた!」とか
「玄米って麦でしょ?アレルギーだからアウト」と仰る方が、実際に身近にいらっしゃったので
改めてご説明させてたいだきます。( 少々お付き合いくださいませ(^_^;) )
玄米とは、収穫された稲から、稲の実の部分にあたる「籾(もみ)」の殻を取り除いたものです。

籾から殻を取り除いた
玄米は、稲の実からもみ殻だけを取り除いた状態のもので、
玄米は、ぬかや胚芽がそのまま残った茶色いお米。
一方、白米は稲の実からもみ殻、ぬか、胚芽を取り除いた白いお米。

そのため、玄米には白米にはないぬかや胚芽の栄養が豊富に含まれています。
特に白米と比較して、ビタミンB群、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル、食物繊維
タンパク質などが多く含まれています。

諸説ありますが、現在のような白米を食べるようになったのは、奈良時代ごろらしいです。
万人が白米を食べれたわけではなく、貴族階級の人が口にするものみたいでした。
白米が貴族の食べ物なら、庶民は玄米を食べていたかと思いますが、そうではなく、米は精米して食べるのが一般的だったようです。
精米技術が未発達だった為、白米のようなしっかりした精製はせず、ぬかが多少残る分づき米を食べていたようです。

江戸中期ぐらいになり、農民も白米を口にできるようになったようです。
白米を食べるようになって、ぬかに含まれるビタミンB1等が摂取できなくなったことで、栄養不足がもたらす病気が流行ったともあります。

しかし地方では、玄米に近い分付き米を食べるのが主流で、地方の人達には病気が流行る事がなかったともあります。

その事柄から、当時の人達は玄米の持つ栄養価の高さを知ったようです。
『栄養価の高い玄米を精米した「白」い「米」は、カスだ』という事から「粕」という漢字が出来たともいわれてます。

でも、炊きたての白米、おいしいですよね!
やめられませんよね~!

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